■ 玉泉寺領事館とハリス ■

■星条旗ひるがえる
 1856年、日米和親条約に基づいて、下田の玉泉寺に我が国最初の領事館が開かれ、総領事としてハリスが着任しました。玉泉寺の庭には、星の数が31個の星条旗が空高く掲げられ、ハリス以下10人の人達がここで生活することになりました。

 翌年ハリスは、やっと江戸にいる将軍家定に会うことを許され、大統領からの親書を渡し、貿易を行うための交渉に入りますが、朝廷の承認が得られず調印は延期を重ねました。そのような中で、イギリス、フランス、両国の軍艦が日本に迫っているとの情報が入り、急遽ポーハタン号の艦上で日米修好条約が調印され、これによってアメリカとの間で本格的な貿易が始まることになったのです。
■日米修好通商条約
 1858年、日米修好通商条約が締結されましたが、内容は通商条約(14カ条)と貿易章程(7則)からなっており、関税自主権がなく、領事裁判権が含まれていました。このすぐ後、ほぼ同じ内容のものがオランダ、ロシア、イギリス、フランスとの間でも締結されました。これを”安政の五カ国条約”といいます。
■初代総領事として日米条約締結に尽力したタウンゼント・ハリス

 ハリスは、玉泉寺の領事館で3年近くを過ごしました。長い鎖国のあとで、下田の人々ともつき合いがない孤独な日々でした。

ある日、幼い女の子の頭をなでてやることができたハリスは、

「今日は祭日のようなうれしい日だった」

と日記に書いています。

 ハリスがよく散歩した玉泉寺近くの海岸線は、今ではハリスの小径として整備され残されています。
 

 
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