房総、伊豆方面以南の魚で、暖流の通う沿岸の岩礁の間に常棲し、ほとんど移動しない。主に、海藻や貝類、小ガニ類を貧食している。遊泳は、きわめて小範囲内にとどまり、岩礁の蔭を選び、溝状になった岩壁の間や抜け洞を好んで通り、決して海底の高所は通らない。地域によっては、イガミ、イソダイ、エガミ、カシカメ、イガミダイなどとも呼ばれています。