サバには、「ホンサバ」と「ゴマサバ」があり、東京では、ホンサバを単に「サバ」という。ホンサバは、北海道以北から沖縄以南に至る広範囲に棲息するが、ゴマサバは寒海には、少なく、北海道には稀にしかない。サバは、活発な回遊魚で、遊泳力は速く、水温も15度内外の澄んだ海洋に棲息し、常に中層に群遊して湾内に来ることも珍しくない。ホンサバは、比較的陸近く寄せ、余り大群をなさず、深い層を遊泳しているが、ゴマサバは、沖合に大群をなし、浅い層を泳いでいる。