■稲田寺■

 稲田寺(とうでんじ)は、通りから奥まった目立たないお寺ですが、お吉の恋人だった船大工”鶴松”の墓があり、下田名所としてかかせない由緒ある寺院です。
■阿弥陀如来坐像■
■津なみ塚■
稲田寺は下田市では数少ない浄土宗のお寺で、15世紀の中頃に開かれたと伝えられています。また、仏像の漂着伝説の多い南伊豆地域でもめずらしい、開山上人の漂着伝説を持つという。
■鶴松の一生■
 鶴松は今この墓地に静かに眠っている。納骨瓶には「純譽敬法信士俗名大工川井又五郎明治九年六月六日歿」と誌されている。幕末開国の舞台に一輪の花と咲いた”唐人お吉”の陰に隠れて鶴松の一生は余りにも哀れであった。領事ハリスの侍妾として仕えたお吉と後年、旧情を温め仲むつまじく同棲したのも束の間の四年ほどであった。明治八年、故あって離婚すると翌年には一夜ポックリと(今でいう心臓麻痺)敢えなく急死した。生前の鶴松は性格温順で酒を飲まず煙草もすわず器用な船大工職であったという。山桃(やまもも)が好きだったので、お吉は鶴松の死後泣きながらこの墓前に鶴松好物の山桃を供えて、その冥福を祈っていたという。鶴松の死後、弟の熊吉が相続したが、戸籍上では妻子がなく甥の啓蔵が相続届を出したが啓蔵で鶴松の血統は絶えたことになっている。今は遠縁にあたる太田家(下田市原町)で供養しているが鶴松も又、お吉と共に幕末開国の為の果無い犠牲者の一人であった。          昭和50年3月30日 下田市

お問い合せは、
稲田寺 TEL 0558-22-3085
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